JCBは2000年以降、クレジットカードの利用における消費活動の実態把握のため、毎年、同社会員を中心に、調査活動を実施していますが、このほど、2016年版の調査結果がまとまりました。

 

それによると、クレジットカード保有率は、2012年を境に減少傾向を辿りましたが、2016年には前年と同程度の84%に落ち着きました。
一人当たりのクレジットカード保有枚数は、3.2枚。実際に携行する枚数は平均で、2.0枚。
クレジットカードでの決済が多い業種は、一位がオンラインショッピングの37%を筆頭に、携帯電話料金の29%、スーパーマーケットの26%と続いており、日常生活での消費活動に広く浸透している事を物語っています。

 

注目すべき調査結果は、クレジットカードを利用する理由で、

 

・一位が「ポイントやマイルが貯まるから」の46%
・二位が「入会金・年会費が他社に比べて安いから(無料含む)」の33%

 

で、いずれも高い数値を示しています。

 

他には、「日常で利用している銀行や郵貯などの口座が利用出来る」、あるいは「自分のよく利用するお店で割引などのサービスがある」という理由が高得点を獲得しており、普段、生活している場所でサービスを受けられる事が、クレジットカード利用を促進させている要因の一つと言えるでしょう。

 

かつては、「キャッシュレス」の呼び声と共に、その高い利便性を武器に、シェアの拡大を続けてきたクレジットカード。
クレジットカードを所持する方には、それぞれに利用動機があるでしょうが、消費者の多くは、「ポイントが貯まる」や「入会金や年会費の安さ」といった、お得感を求めている事は明らかなようです。

 

日々、消費はつきまとうもの。
どうせお金を払うなら、ポイントを効率よく貯めて、賢く消費生活を送りたい、と思われるなら、次の2点に集約されるでしょう。
1つは、高い還元率のカードを選ぶ事。
一昔前のように、各社の還元率競争はなりを潜め、1%を超えれば高還元率と呼ばれる昨今ですが、それでも、最下層は0.3%代から、上は1.2%代程度と、かなりの差異が生じているのも事実。同じ一回の消費行動で、貯まるポイントに差が出るなら、少しでも高還元率のカードを選択する事が、スタート地点となるでしょう。

 

次に押さえる点は、日常において、どれだけ利用出来るか、という事になるでしょう。お得にポイントを貯めたい、とは誰もが願う事でしょうが、残念ながら裏技のようなものはありません。前述の調査結果が示す通り、オンラインショッピングや携帯電話利用料の支払い、スーパーにおける日用品の買い物の支払いに使用するなど、日常生活でどれだけ利用出来るか、その頻度によって貯まるポイント数も違ってきます。ご自身の生活を見直してみて、よく利用する百貨店やスーパー、更にはコンビニエンスストアなど、そのカードがどれだけ、自分のテリトリーと接点があるかを考えてみてください。

 

ポイント貯めたいなら、ますは高還元率カードを選ぼう

ポイント貯めたいなら、ますは高還元率カードを選ぼう

 

「何が何でも、たくさんポイントを貯めたい」と、あくまで高い還元率にこだわるなら、高還元率系カードがお勧めです。ここで取り上げるのは、いずれも年会費無料で、1%を超える高い還元率を誇るカードばかりです。

 

「Orico Card THE POINT」

Orico Card THE POINT
まず特筆すべきは、入会してから6か月間は還元率が、2%にアップするという点。同社が運営している「オリコモール」にてカードを利用すれば、オリコモール通常獲得分である0.5〜15%と、THE POINT特別加算分の0.5%が上乗せされます。オリコモールは、AmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場の他、約600以上のショップが出店しています。貯まったポイントは、Amazon ギフト券に交換出来るので、利便性も高いと言えます。
ポイントの交換は、ネットサービス「オリコポイントゲートウェイ」を介して、好きな時にいつでも行えるのが嬉しいところ。ポイントは各種ギフト券の他、TポイントやANAやJALなどのマイルへの交換も可能です。

年会費 無料
ポイント還元率 1%

(100円→1P 1P→1円相当)

 

「ビックカメラSuicaカード」

ビックカメラSuicaカード
電子マネーであるSuicaの機能に、ビックカメラのポイント機能を付加した優れもの。一般加盟店舗における買い物で、ビューサンクスとビックカメラのポイントを同時に獲得出来ます。Suicaへのオートチャージで、ビューサンクスポイントは通常の3倍貯まるのもお得感満載。
Suicaへのクレジットチャージで、1.5倍相当のビューサンクスポイントが貯まります。加えて、ビックカメラにおいてSuicaを利用して支払いをすると、ビックポイントが10%サービスされます。
買い物で貯めたビックポイントは、Suicaへのチャージが可能。例えばビックポイント1,500Pを1,000円に交換出来ます。Suicaは、JR東日本の駅にあるコンビニや、鉄道・バス等の運賃の支払いにも利用が出来ます。

年会費 515円(初年度は無料。年一回の利用で次年度無料)
ポイント還元率

1%
ビックカメラにおいてSuicaを利用して支払いをすると、ビックポイントが10%

(ビックポイント:1,000円→5P 1P=1円相当/ビューポイント:1,000円→2円 1P=2.5円)

 

「リクルートカード」

リクルートカード
あらゆる場所での利用が可能で、常に1.2%という高還元率が魅力。
リクルートが運営する「ポンパレモール」で使用すると4.2%、ホテル・宿予約サイトの「じゃらんNET」で利用すると3.2%と、還元率はさらにアップします。
貯まったポイントは、Pontaポイントにいつでも交換出来ます。
「ホットペッパーグルメ」や「じゃらんNet」など、10以上もあるリクルート系サービスで、1P=1円での利用が可能です。更に、加盟店舗の多いPontaポイントといつでも交換出来ます。
NanacoやモバイルSuica等、電子マネーのチャージでもポイントが獲得出来ます。

年会費 無料
ポイント還元率 1.2%

(100円→1.2P 1P=1円相当)

 

「Ponta Premium Plus」

Ponta Premium Plus
ローソンをはじめ、多くの店舗で利用が可能なPontaポイントが貯められるカードです。
Ponta提携店なら、カード決済でも現金払いでも、ポイントを獲得する事が出来ます。入会した後にクレジットカードを利用した場合や、ファーストプレゼント、Web登録を行うと、合計で最大8,500ポイントが付与されるキャンペーンも実施中。優遇月の7月と12月は、1カ月間の利用額に応じてボーナスポイントが貰えます。対象の利用額は2段階制で、10万円以上なら0.5%、20万円以上なら1%分が加算されます。
カードが手元に届いてから2か月間は、クレジットカードの利用額が5万円以上なら2,500P、10万円以上なら6,000Pのファーストプレゼントが用意されています。

年会費 2,160円
ポイント還元率 1%

(100円→1P 1P=1円相当)

 

「LINE Payカード」

LINE Payカード
LINEを介して、ユーザー同士の送金やサービス、店舗における決済も可能なモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」と連動しているカードです。チャージは銀行やコンビニでの、振り込みにて行います。国内外のJCB加盟店舗やネット通販での利用が可能です。貯めたポイントは、現金化する事も出来ます。100円ごとに2P(2%)の高還元率を誇ります。ポイントを貯め易いカードの筆頭と言えるでしょう。ポイントは、1P=1円換算で、1PからLINE Pay残高に交換して、電子マネーとして利用しましょう。

年会費 無料
ポイント還元率 2%

(100円→2P 1P=1円相当)

 

日常でどれだけ利用出来るか、生活密着型カードを選ぼう

日常でどれだけ利用出来るか、生活密着型カードを選ぼう

 

先に触れたように、日常でどれだけ頻繁にクレジットカードを利用するかが、どれだけポイントが貯まるかの分かれ目と言えるでしょう。まず挙げられるのが、「百貨店系/スーパー系」のカードです。他のタイプのカードに比べて、年会費が高めであったりと多少、ハードルは高めではありますが、対象になる店舗で利用すると、5%前後という高還元率を体感出来ます。利用金額に応じて、還元率はさらに高めに設定されています。

 

【百貨店系/スーパー系カード】

「MICARD /三越 M CARD /伊勢丹アイカード」

MICARD /三越 M CARD /伊勢丹アイカード
三越、伊勢丹、岩田屋、丸井今井などの店舗で、3,000円以上のカード決済を行うと、5%のポイントが獲得出来ます。三越伊勢丹グループ以外は、国内外の店舗でのクレジットカード利用で、200円につきエムアイポピントが1P付与されます。ポイント還元率は、対象店での前年度の利用総額に応じて変化します。利用額が30万円未満なら5%、30万円以上なら8%、100万円以上なら還元率は10%となります。
ショッピングモール「エムアイポイントワールド」を介して、ネットショッピングをするとさらにお得。三越伊勢丹グループと提携している店舗で、カード利用による決済を行うと、ポイントが最大で30倍になるサービスも見逃せません。

年会費

年会費:2,160円
(初年度は無料)

ポイント還元率

0.5%
三越・伊勢丹グループの百貨店の利用なら最大10%となる。

(200円→1P 1P=1円相当

 

エムアイカードについては以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ、参照して頂ければと思います。

 

今、エムアイカードを持つ意味。ポイント還元徹底研究!

 

エムアイカードゴールドカードの真の実力は?注目ポイントは「保険」と「特典」

 

「タカシマヤカード」

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タカシマヤカード
他のカードでは、200円で1Pが相場ですが、高島屋でクレジットカードによる決済を行うと、100円で8Pという高還元が受けられます。「高島屋オンラインストア」や、「タカシマヤ通信販売」においても、同ポイントが付きます。更に、帝国ホテル東京や、羽田空港のショップ内の高島屋直営店でも8ポイントが付与されるから驚き。加えて、ポイントアップ特別優待期間中は、ポイント2%が付加されるので、最大で10%の還元率となります。
貯まったポイントは、ANAマイレージクラブ会員なら、ポイントと引き換えた2,000円分のお買物券を、ANAマイル500マイルと交換する事も出来ます。

年会費

2,160円
(初年度は無料)

ポイント還元率 0.5%

(200円→1P 1P=1円相当)
※還元率は、商品や支払い方法により異なります。

 

「イオンカードセレクト」

イオンカードセレクト
クレジットカード機能、イオン銀行のキャッシュカード機能、WAONの電子マネー機能を一枚のカードに集約しました。WAONのオートチャージと支払い機能の両方で、WAONポイントを獲得出来ます。加えて、イオン銀行の普通預金の金利が、年率0.12%加算されるのもうれしい特典。
イオンはもちろん、系列店舗でクレジットカード決済を行うと、ときめきポイントが200円で2Pと、通常の2倍。更に、毎月20日、30日には、カード決済、あるいは提示するだけで5%オフで買い物が楽しめます。WAONで支払いを行うと、200円につき、WAONポイントが1P貰えます。ポイントはオートチャージででも貯める事が出来、月間のチャージ総額を対象に、200円で1Pが換算されます。

年会費 無料
ポイント還元率 0.5%

(200円→1P 1P=1円相当)

 

「大丸松坂屋カード」

大丸松坂屋カード
大丸及び松坂屋で買い物をすると、普通商品で優待ポイントとして、100円につき5Pが与えられます。商品が特価品や食品の場合でも、1Pが付与。カードを提示して現金での支払いなら、同率のポイントをゲット。貯めたポイントは、次回の買い物から1P=1円で利用可能で、JALマイルへも交換が出来ます。通常のポイントとは別途に、半年間の獲得ポイントに比例して、最大で100%ものボーナスポイントを獲得出来ます。半年間で15,000ポイント以上貯めるとすると、同じ数だけポイントを付与してもらえます。モバイルSuicaやSMART ICOCAによる支払いを、大丸松坂屋カードに指定すると、クレジットカードチャージが利用出来ます。1,000円の支払いで5Pが付与されるため、ポイントを効率よく貯められます。

年会費 1,080円
ポイント還元率

0.5%
大丸及び松坂屋で買い物をすると、普通商品で優待ポイントとして、100円につき5P

(200円→1P 1P=1円相当)

 

「エポスカード」

エポスカード
マルイの店舗先で、即日発行にも対応しているカード。Visa加盟店での決済においては、200円で1Pが付与され、マルイでは10%オフによる買い物が楽しめます。貯めたポイントは、マイルや商品券に交換、あるいは、同系列の店舗または通販でのショッピングにて支払いに利用することが出来ます。
国内7,000の店舗での、優待サービスが利用可能。スパリゾートハワイアンや、富士急ハイランドといったアミューズメントパークや、モンテローザグループやロイヤルホストなどの外食チェーン店で、様々な優待を受けられます。エポスカードのポイント優待サイト、「たまるマーケット」を介してショッピングをすれば、ポイントが2〜30倍にまで跳ね上がります。Amazonや楽天市場での利用なら、ポイントは2倍付与されます。

年会費 無料
ポイント還元率 0.5%

(200円→1P 1P=1円相当)

 

次にコンビニエンスストアを中心に、日常に密着して利用出来るカードをセレクト。昨今では、共通ポイント系のカードは、コンビニエンスストアは勿論、飲食店でも利用可能に。クレジットカードや電子マネーによる支払いでポイントを効率よく貯めて、高還元率カードよりもお得度を追及する事も可能です。

 

【共通ポイント系カード】

「セブンカード・プラス」

セブンカード・プラス
セブン&アイグループの対象店舗における、クレジットカード利用による支払いで、最大1.5%の高還元、一般加盟店での利用及び、nanacoへのクレジットチャージで、0.5%が還元されます。セブンイレブンや、イトーヨーカドーでの対象商品購入により、通常のポイントに加えてボーナスポイントが付与されます。毎月8日、18日、28日は、全国のイトーヨーカドー店舗において、「ハッピーデー」を開催。食料品や衣類、生活雑貨など、ほとんど全商品において、カードによる支払いで5%が割引に。

年会費

500円
(初年度は無料、年間に5万円の利用で次年度も無料)

ポイント還元率 0.5%

 

(200円→1P 1P=1円相当)

 

「JMBローソン PontaカードVisa」

JMBローソン PontaカードVisa
Pontaポイントを貯めることが出来る、年会費無料のクレジットカードです。
ローソンやローソンストア100などで、クレジットカードを利用して支払いをすると、100円につき2P、Visa加盟店なら、1カ月の利用総額が1,000円ごとに5Pが与えられます。貯まったポイントは、2Pにつき1マイルで、JALマイルと交換する事が可能です。逆の交換も可能で、3,000〜9,000マイルなら、1マイルにつき0.5P、1万以上なら1マイルにつき1Pで変換する事が出来、提携店舗での買い物にも利用可能です。

年会費 無料
ポイント還元率 0.5%

(1,000円→5P 1P=1円相当)
※ローソンでの利用時は2%

 

「ファミマTカード」

ファミマTカード
ファミリーマートの店舗においては、レジでの提示で0.5%、クレジットカード決済ならさらに0.5%加算されます。前月の利用金額で翌月のポイント率が変わる、「ファミランク」もお得。
更には、毎週火曜日・土曜日に設定されている「カードの日」に、レジでファミマTカードを提示し、商品の支払いを済ませると、ショッピングポイントが3倍に。クレジットやVisaデビットで決済すると2倍のポイントが加算され、合計5倍のポイントが貯まります。加えて「ゴールド」なら、「ブロンズ」の3倍のポイントが付与されます。

年会費 無料
ポイント還元率 0.5%

(200円→1P 1P=1円相当)

 

「楽天カード」

楽天カード
還元率は、世界中どこで使っても1%。加盟店での利用なら、最大で3倍の還元率。月二回の、カード会員限定キャンペーンなら、楽天市場ポイントが最大で10倍に。Apple Payなど、多くのスマートフォンによる決済にも対応しています。全国展開のチェーン店など、還元率が上がるポイント加盟店も続々と登場。一例を挙げると、ENEOSやてもみんなら2倍、サカイ引越センターやMEN’S TBC、メガネストアーなら3倍ものポイントが付与されます。半年間のポイント獲得数により、3段階の会員ランクがあり増す。月に2度開催される、ポイント優待キャンペーン中に、楽天市場においてカード決済すると、ランクごとに付与されるポイントが3、5、10倍になります。

年会費 無料
ポイント還元率

1%
楽天市場の利用なら最大10%となる。

(100円→1P 1P=1円相当)

 

「dカード」

dカード
dポイントカードに、クレジット機能や、電子マネーである「iD」を集約した、NTTドコモのカードです。
日々の買い物で、100円につき1P、加えてdポイント特約店では、1〜4%が還元されます。ドコモユーザーなら、毎月の利用額の1%が付与され、携帯料金の支払いに充当する事も可能です。dポイントカードの提示で、ENEOSやタワーレコードなら1P、JTBやビッグエコーでは2P、更にはスターバックスなら3P、ポイントを貯める事も出来ます。ローソンでの買い物が日々の日課、という方なら、俄然、dカードの利用がお勧め。店頭でdカードを提示すると、1%の還元。加えてdカードでの決済による支払いなら、3%オフになるため、合計で5%もお得になります。

年会費

1,350円
(初年度は無料/年一回以上の利用で次年度も無料)

ポイント還元率 1%

(100円→1P 1P=1円相当)